【特別展】小金井の桜　－春の江戸東京名所めぐり－

【特別展】小金井の桜 -春の江戸東京名所めぐり-

【特別展】小金井の桜　－春の江戸東京名所めぐり－

■会　　　期　：　平成28年3月8日(火) ～ 5月8日(日)
※期間中、展示替えがあります。詳しくはこちら〈展示リスト PDF（331KB）〉
■会　　　場　：　江戸東京たてもの園展示室　〈交通案内〉
■開園時間　：　3月18日（金）まで9:30～16:30（入園は16:00まで）
3月19日（土）から9:30～17:30（入園は 17:00まで）
■休園日　：　3月14日(月)、4月11日(月)・18日(月)・25日(月)
■主　　　催　：　東京都　江戸東京たてもの園
■観覧料金　：　入園料でご覧になれます。〈入園料〉

小金井の桜　ー春の江戸東京名所めぐりー

江戸東京たてもの園にほど近い小金井堤は、玉川上水をはさみ、かつては桜の木が連なる地として知られていました。これらの桜は、江戸時代中期に大和の吉野山、常陸の桜川から移植されたもので、小金井橋の上下が最も美しい景色とされました。

以来、明治期に入っても郊外の名所として愛され、1924年（大正13）には、花見のための臨時乗降場として、現在の武蔵小金井駅が設けられました。

この展覧会では、小金井の桜を中心に、江戸東京の桜の名所と桜にまつわる風俗等を、江戸東京博物館コレクションである錦絵や工芸品、絵葉書等の資料を通して紹介します。

【第1章　桜の江戸名所】
1.江戸府内の桜　2.小金井の桜
江戸には、四季折々の花を楽しむ名所が各地にありました。案内書の類も数多く出版され、人々は連れ立ち、足しげく名所めぐりに出かけました。古来より桜の古木や大樹などの観桜は行われていましたが、園芸技術の進歩や幕府の政策に伴い、桜がまとまって植樹され、後に新たな桜の名所が生まれていきます。

この章では、1827年（文政10）に発行された『江戸名所花暦』の中で第一の名所と謳われた上野や隅田川のほか、飛鳥山など江戸府内各地の桜の名所と、江戸近郊の小金井の桜を、絵画資料を中心に紹介します。特に、「2.小金井の桜」では、江戸東京の名勝地として代々愛され続けてきた様子を、各時代の資料からご覧いただきます。

【第2章　桜を楽しむ】
1.花見の宴　2.暮らしの中の桜
桜の連なる美しい景色やきれいな空気を満喫することに加え、仲間内で集い、飲食や遊興を共にすることも、花見の大きな楽しみでした。人々は日常生活をしばし遠ざけ、趣向を凝らした装いや振る舞いによって非日常的な雰囲気を享受し、気分を晴らしました。

また、身近な品々に愛(いと)しい桜花の意匠を取り入れることで、暮らしに彩りを添え、咲き誇る桜を、季節を問わずにいつくしみました。この章では、宴を楽しむ人々の様子と、桜をデザインした暮らしの道具を紹介します。

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