「保健所ねっと」平成28年7月号　食中毒を防ぐ！夏のバーベキューのポイント！

東京都多摩府中保健所広報誌「保健所ねっと」平成28年7月号　食中毒を防ぐ！夏のバーベキューのポイント！

東京都多摩府中保健所広報誌
「保健所ねっと」平成28年7月号　食中毒を防ぐ！夏のバーベキューのポイント！

「食中毒予防3原則　食中毒菌をつけない・増やさない・やっつける」
アウトドアシーズンがやってきました。バーベキューなど屋外で食事をする機会も増えます。
しかし、高温多湿な日本の夏は細菌が増えやすく、食中毒の危険が高まる季節でもあります。
また、生や加熱不十分な肉類によるカンピロバクター、サルモネラ、腸管出血性大腸菌O157などの食中毒が毎年多く発生しています。
食中毒に気をつけてバーベキューを楽しみましょう！

事前の準備は念入りに！
〇お店で食材を買ったら、早めに冷蔵庫に入れましょう。
〇野菜を切る、肉に下味を付けるなどの下処理は家で済ませておきましょう。
〇肉汁が野菜につかないように食材ごとに容器を分けましょう。

食材は冷やして選びましょう
〇お肉などの食材は、クーラーボックスに保冷材と一緒に入れて運びましょう。

しっかり加熱しましょう
〇肉類は中心の色が変わるまで十分に焼きましょう。
〇焼き上がったお肉を生肉が入っていた皿にのせるのは厳禁です。

トングや箸の使い分けをしましょう
〇肉を焼く時はトングを使い、食べる箸では、生肉に触れないようにしましょう。

生肉を触った手はよく洗いましょう
〇生肉を触った手は石けんと流水で丁寧に洗いましょう。

【お問い合わせ】
生活環境安全課　食品衛生担当

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蚊をなくして安全・安心！-感染症を媒介する蚊の発生防止対策-
いよいよ夏本番、蚊の多くなる季節になります。蚊は人を刺すだけでなく、様々な感染症を媒介することが知られています。このため、蚊が媒介する感染症を防ぐには、日頃から蚊の発生防止に努めることが重要です。
蚊の発生場所や防除のポイントを知り、蚊の数を減らして快適な夏を過ごしましょう。

感染症を媒介する蚊
私たちの身近にいる蚊のうち、デング熱やジカ熱などの感染症を媒介することが知られているのは、主としてヤブカ類の代表的なヒトスジシマカという種類です。
卵から成虫になるまでは水中で生活し、成虫になるとやぶや草むらに潜み、ヒトが近づくと吸血します。

蚊を減らすために（幼虫対策）
蚊を減らすためには、水中に生息する幼虫（ボウフラ）対策が最も有効です。
蚊は小さなたまり水にも卵を産み付けます。住まいの周囲に以下のようなたまり水はありませんか？
　・空きビン、空き缶
　・植木鉢の受け皿
　・じょうろ
　・こどものおもちゃ
　・タイヤの水たまり
　・排水溝
屋外にある不要なたまり水をなくし、蚊の幼虫が生息できない環境を作ることで、蚊の発生を抑えましょう。

蚊に刺されないために（成虫対策）
ヒトスジシマカはやぶや草むらにおり、日中に吸血する傾向があります。そのため、日中に屋外で活動する祭には蚊に刺されないための対策が有効です。
◆外出時は肌の露出を控えましょう
◆いわゆる虫よけスプレーなどの忌避剤を上手に利用しましょう。
◆やぶ、草むらをなくしましょう。

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夏休み前に必見！ぜひご一読を！！
海外で気をつけたい感染症
海外で思わぬ感染症にかからないようにするためには、感染症の感染経路、対処法、予防法など正しい知識を身に付け、注意して行動することが必要。

水や食べ物を介して感染するもの
■代表的なもの
〇コレラ、細菌性赤痢、大腸菌感染症、パラチフス、腸チフス、A型肝炎、E型肝炎など
旅行者に多く見られる感染症です。生水・氷、蚊とカットフルーツ、生野菜に気を付け、よく加熱されたものを食べましょう。

蚊に刺されて感染するもの
■代表的なもの
〇黄熱　発熱、寒気、頭痛、吐き気などを伴い、場合によっては死に至ることもあります。流行地域に渡航する場合には予防接種をお勧めします。接種後14日後にはほぼ100％の予防効果あります。

〇デング熱　感染してから5～6日後に高熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹などの症状が出現します。

〇ジカ熱　症状は発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、結膜炎などですが、軽度であることが多く、感染しても8割程度は症状が出ないとされます。
しかし、妊娠中にジカウイルスに感染すると、胎児に小頭症などの先天性障害を起こす可能性があり、妊婦および妊娠の可能性がある方は流行地域への渡航を控えることが必要です。また、蚊に刺される行為による感染も疑われていますので注意が必要です。
流行地域では蚊に刺されない工夫をしましょう！
帰国後2週間程度、蚊に刺されないよう注意を！
（感染していた場合に他の人にうつす可能性があります。）

動物から感染するもの
■代表的なもの
〇狂犬病　犬などの動物に噛まれることで感染し、発症すると致死率はほぼ100％で、世界中で毎年5万人の死者を出しています。
もし咬まれたらすぐ受診しワクチン接種を！！

〇中東呼吸器症候群 MERS　主に中東諸国で感染が確認されています。感染してから2～14日後に呼吸器症状（発熱、咳、息切れや呼吸困難など）を引き起こします。どのようにして人に感染するかはまた正確には分かっていません。ヒトコブラクダがウイルスを持っていて感染源の一つであるとされています。
・現地ではラクダとの接種を避けましょう！
・ラクダの生ミルク（未殺菌乳）を飲むことは危険！！

～海外に行く時は、早めの対策を～
予防接種によって防ぐことができる感染症もあります。海外で感染症にかかわらないようにするために事前の対策が重要です。
海外渡航前に、国・地域別の感染症の最新情報や予防方法などの情報をチェックしましょう。

旅行先の感染症情報、予防接種情報は･･･
「FORTH」厚生労働省検疫所ホームページ
HP：http://www.forth.go.jp/

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毎年2000人以上の方が必要としています。
あなたの善意で助かる命があります。

骨髄バンクドナー登録にご協力ください
-多摩府中保健所では平成28年10月4日（火）と10月18日（火）にドナー登録を実施します-
★なぜたくさんの骨髄バンクドナーが必要なの？
骨髄移植は、白血病や再生不良性貧血などの患者さんにとって、有効な治療法です。移植には、白血球の型が同じであるドナー（骨髄提供者）が必要ですが、非血縁者間では、数百から数万分の1の確率でしか一致しないため、多くの方の「骨髄バンクドナー登録」が必要です。

★登録の条件
●年齢が18歳以上、54歳以下で健康な方
●体重男性45kg以上／女性40kg以上の方
●骨髄・末梢血幹細胞の提供の内容を充分に理解している方
　その他、病気療養中または服薬中の方など、登録をご遠慮いただく場合があります。

・予約・問い合わせ先　多摩府中保健所（地域保健担当）　☎042-362-2334（代）
・事前予約が必要です。予約締切日は登録日の1週間前まで（9月27日、10月11日）

◎骨髄バンクに関するご質問・お問い合わせは、「公益財団法人　日本骨髄バンク」まで
☎フリーダイヤル　0120-445-445　骨髄バンクホームページ（http://www.jmdp.or.jp/)

もっと野菜を食べよう！
★1日に350gの野菜を！
平成28年3月、東京都は「東京都食育推進計画」を改定しました。みなさんが健全な食生活を送ることができるよう取組を進めており、成人1日あたり野菜摂取量の平均値を、現状の300gから350g以上とすることを目標のひとつとしています。
多摩府中保健所では、野菜を気軽に食べられるよう、飲食店のご協力をいただき、「野菜メニュー店」の整備を進めています。

「野菜メニュー店」とは・・・
1食当たり1120g以上の野菜を使用したメニューがあるお店です。
◎野菜メニュー店はみなさんの健康づくりの強力なサポーターです◎
・野菜メニューを選ぶと、1日の摂取目標量の1/3を食べることができます。
・野菜の良さや必要性についての情報を得ることもできます。

※飲食店の皆様へ
野菜メニュー店を募集しています。府中保健所保健栄養担当までご連絡ください

情報発信のひとつとして、管内にある「野菜メニュー店」のマップを配布しています。
東京都福祉保健局ホームページでも紹介していますので、ぜひご活用ください。

【ご案内】
東京都多摩府中保健所は、武蔵野市・三鷹市・府中市・調布市・小金井市・狛江市を管轄しています。
●東京都多摩府中保健所
〒183-0022　府中市宮西町一丁目26番地の1　東京都府中合同庁舎内
電話：042-362-2334（代）　FAX：042-360-2144

●武蔵野三鷹地域センター
〒180-0013　武蔵野市西久保三丁目1番22号
電話：0422-54-2209（代）　FAX：0422-56-0911

URL：http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/tamafuchu/index.html

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